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しっぽはプープー sippopupu.exblog.jp

2012年4/5生・MIX♂ ヘタレだけど「えらいネ!」が大好きな「七宝」の癒しの毎日♪たまに猫まんがも描いてます♪


by りんりん
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喪失について

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お久しぶりにニャってしまいました、、、(^_^;)

パート仕事&カードリーディング&コーチング&アパート管理業務、そしてボラ~
なんだかイソガシイイソガシイ言ってる間に
季節は冬支度?(*´ω`*)ですネー
今朝は冷えました
冷え性に大変キビシイ時期でございます~

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 ↑ ここ数日、テレビをゆっくり観る間もなかったかあしゃんに替わり、ゆっくり猫番組を堪能してくれてる、
ウチの王さま♪
(しかしこの王さまは、心から猫番組が好きらしく、一時間近く平気で観入ってることがありまシよ、、、(^_^;)

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家内で未だアウェイ、ってぇカンジが
王さまなりに身に染みるんでしょうか?
(しかし、相変わらずぜんっぜん
気にはしてない様子ですが、、、(^_^;)


喪失について_b0251624_22364659.jpg

そうそう、
忙しくとも本は読む。(大概トイレん中でですケド~)

 ↑ ハルノ宵子さんの
「それでも猫はでかけていく」
幻冬舎 2014年5月初版発行
(雑誌「猫びより」2005~2013年掲載)

ちょっと前にAmazonで見かけて
読みたいな~と思ってて、最近手にしました。

ハルノさんは30年くらい前に、
白泉社系で漫画作品を何作か読んだ記憶があって、
懐かしかったのと、猫好きで保護活動もされていたのかー!という感嘆の想いで。
(世間に疎いワタシメは、しかし妹さんがよしもとばななさんとは初耳だったのでした、、、(^_^;)

喪失について_b0251624_22365006.jpg

実は、漫画メインかと勘違いもして、
イラストや図解?やステキに可愛らしい猫たちの絵ももちろん多かったけど
中身は「読み物」。
ハルノさんという猫を心底愛する方の、家族猫・面倒をみる、あるいは保護した外猫たちとの奮闘の8年間の記録、って感じの内容。

想像していた内容とは違ったし、
私が昔、抱いてたイメージと違うハルノさんがいたりして、
「それはどうなんだろうなぁ。難しいなぁ…」と、思う処をバシバシ一刀両断に切っていかれる筆致で(あくまでも個人的な感想でございまする)ちょっと驚きましたが。 


しかし、、、
ほとんど最後の辺りで

当然ながら、多数の猫をさまざまな形で見送ってきたハルノさんが、
喪失経験について語っておられるくだりで、目に込み上げてくるもので文字を追えなくなりました。


(略)
低酸素脳症で傷害を持つ赤ちゃんを産んだ知人の方に、「分かるよ、でも傷害を持った子ってなんかカワイイんだよね」と言おうとしてやめた私。
「猫と人間の子を一緒にしないで!」と言われるのがオチだから、と。でも、交通事故で子供を失った人のニュースを観た時、大切な猫をひき逃げされた経験を持つ私は、
「分かるよ!くやしいよね!」と心から親の気持ちを理解できる。人間の子供を失うのに比べれば、猫は100分の1かも知れない。
でも、100倍したら「1」になる。
しかし、人間であれ猫であれ、この喪失経験ゼロの人は、100倍しようが1000倍しようが、やっぱりゼロなんです。こんな風に私はシロミ(著者の愛猫の名前)からあらゆることを学びました。
(略)


と、語っておられます。

ワタシメも、最愛猫を亡くして
どこまで続くかわからないような真っ暗闇のトンネルをたただ毎日毎日佇むか、とぼとぼと歩くしかないような、そんな長くて辛いペットロスの時期を経験している最中に、
家族として小さな命と暮らした経験のない知り合いからメールで「ペットロスってなんですか?」という返信をもらった事があり、
非常にショックだったことを思い出しまして、、、


経験、ということの深い意味というか、痛感することは多いです。

(実は「共感」てどうでも良くて、
共感できないから、とか共感してくれないから辛さを感じるわけではなくて、共感より必要とされるのはやっぱり「理解」じゃないかな と。
相手の今の気持ちが、例え自分に未経験な事で共感出来なかったとしても、
相手の想いが今、辛い処にあるんだろうな、ということへの「理解」。
「理解」って、共感よりも更に上の方から心から相手に寄り添えてなかったら、無理な事だもんね、、、)


かくいうワタシメなども、
最愛猫を亡くした、あの恐ろしきペットロス(3年半たった今でこそ、こんな言い方が出来るようになりましが、まだまだ思い出したように、不意に泣きたくなる時がございます。人の心とはかくも不可思議なものでございまする、、、)の経験がなければ、同じ想いを抱える方の気持ちのどれだけを汲むことができるものか、、、

そうかんがえれば、そうか
あの経験は、決して無駄ではない。
あの辛さも、未だ心に常にあって癒えずにいる途方もない哀しみさえ、決して無駄なものではないんだ

そんな風にも思えて、少しだけ慰められるような気がするし、
あまりにも突然に旅立ってしまった、あのコの、粋なギフトだったかもしれないんだ、などといずれそのうち本気で想えるようになるかも、、、

なんて考えさせられた、

ハルノ宵子さんの一冊だったのでした



喪失について_b0251624_22365507.jpg

by sippohapu-rinrin | 2015-10-26 22:30 | 七宝以外?